楽天ROOMやってます

結論から言うと儲かりません(身も蓋もない)。


さすがにそんな頻繁に買い物ばかりしてるわけではないので(笑)、最近は空いた時間にROOMやってます。

ROOMというのは2014年6月に楽天が始めたキュレーションサービス。
自分専用ページに楽天市場の購入商品やお気に入り商品を収集、紹介し、そこから商品が購入されればポイントが付与される、と言うもの。

amazonのインスタントストアみたいな感じですが、ちょっと違うのは商品についての説明や写真を自分で追加できるところ。
また、SNSのような性格も持っていて、他のROOMユーザーをフォローしたり、他ユーザーが紹介した商品に「いいね」を付けたりできます。

どんなものか気になる方は下のリンクから私のROOMへ飛べますので一度ご覧になってください。
もちろん見るだけなら費用やユーザー登録は一切必要有りません。
https://room.rakuten.co.jp/tadpole02#!/


ROOMに商品を収集することを「コレ！」と呼び、「コレ！」は楽天市場の購入商品やお気に入り商品を直接追加できる以外に、他ユーザーが紹介している商品を「コレ！」することができます。

ツイッターの「リツイート」みたいな機能ですが、この機能が後に大問題を引き起こしました。

ROOMの開始当初は、他ユーザーが紹介している商品を「コレ！」した場合、元ユーザーが書いた紹介コメントや追加した写真がそのままコピーされ、コピー先ユーザーのROOMに表示される仕様でした。
しかも、「コレ！」を介して商品が購入された場合、ポイントの獲得は元ユーザーではなくコピー先ユーザーに入る仕様だったので、悪質なユーザーが他人の商品を「コレ！」しまくってポイントを荒稼ぎする「まるパクリ」行為が頻発しました。

この事態に、一部のユーザーが自ROOMからの「コレ！」禁止を宣言し、無断で「コレ！」したユーザーに執拗な抗議を行うようになり、トラブルに発展しました。

運営側も2014年9月になってこの問題にようやく対応し、「コレ！」のテキストと画像引用の仕様と規約を変更し、規約上では「まるパクリ」ができなくなりました。

こんな経緯があって、今でも「コレ！」禁止を宣言したり、無断「コレ！」に対し抗議を行うユーザーが少なからず見受けられますが、これらの行為は何ら拘束力が無いばかりかROOM利用規約に違反する行為となり、最悪アカウントを停止される場合があるので賢明な方法ではありません。

そもそも「コレ！」の仕様を（非公式リツイートのような）引用ではなく（公式リツイートのような）参照にしておけば、ポイントは全て元ユーザーに入るので問題にならなかったのではないかと思うんですが。

また、上記の様な悪質ユーザーにフォローされてしまった場合にブロックする手段がない、と言うのもSNSとしては問題です。

この辺りは新しいサービスと言うことで、運営側も試行錯誤しているようです。


さて、冒頭に申し上げた通り、「ROOM」は儲かりません。
理由はROOMの仕様にあります。

ROOMで紹介される商品は基本的にROOMユーザーしか見られません。
一応SNS連係機能があり、ブログやSNSで商品を紹介することはできます。
しかし、それ以外の手段(検索エンジンを含む)でURLを公開することは利用規約で禁止されており、紹介した商品が人目に触れる機会が非常に限られています。

キュレーションサービスというものは、自分の嗜好に合ったインフルエンサーをフォローすることでトレンドを手軽に収集することが出来るのがメリットです。
そんな中から紹介された商品に興味を引かれ購入する人が多いのではないでしょうか。

ROOMに参加している人は成果報酬目的の人が大多数なので、キュレーションサービスを利用するユーザー層と大きな隔たりが有ると言えます。

そんなわけで、現状、ROOMはその仕様上儲からないと断言するわけですが、まだ知らない商品やニッチな商品などを見つける為のキュレーションサービスとしてはそこそこ使えると思います。

今後ROOMがどうなっていくのか運用しながら注視したいと思います。